生徒達が、それぞれ懸命にピアノに向き合っている様子は心打たれます。
コンクールも近づいてきましたが、それぞれの性格や目標が異なるため、
何を達成しなければいけないか話すようにしています。
もちろん、コンクールに限らず、普段のレッスンでも
「課題は何なのか」を把握しておく必要があります。
「考える」ことはとても大切です。
しかし、レッスン内で全て消化しようとすると
指導者が生徒にお付き合いしなければいけません。
多少方向性は見せたとしても、自分なりに練習方法を見出していかないと
進まなくなってしまいます。
この「考える」ことの中でも、素直さというのも重要なポイントです。
指導者の前だけ見繕って良い顔をするという意味ではなく、
生徒が純粋に言葉を受け取って音楽に向き合えるか・・。
また、「考えすぎて進まない」という場面にも出くわします。
大抵このような場合は、音楽を作り上げる方向性が一貫していない、
自分がどのように弾きたいか分かっていないということがあります。
時間は有限です。
「レッスンに行ったら見てもらえる」というスタンスですと、
進みが遅くなります。
レッスンで何を言われているか、その真意とは・・
こうしたことは理解力、言葉の読解力もないといけません。
ここが足りない場合は、毎回レッスンで
「はい、今日のレッスンで何を言われたの?」
と聞いて確認しなければいけません。
聡明さが求められます。
『今の演奏はどうであったか・・良かったところは?
改善すべき点は?』など
自分で自分に問いと答えを与える習慣づけをすることで
練習でのポイントが見えてくるでしょう!!
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